ついに最終回!ありがとうアローラ!それぞれの旅立ち!!

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ありがとうアローラ!それぞれの旅立ち!! 感想
脚本家:松井亜弥
作画監督:山﨑玲愛、香月麻衣子
絵コンテ:冨安大貴
演出:冨安大貴

 

 

YouTubeチャンネル開設

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アニメポケットモンスターサン&ムーン最終回

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2019/11/3 アニメポケットモンスターサン&ムーンが完結しました。

感動の最終回でTwitterのトレンドには「ありがとう」「終わらないで」と感謝の言葉や完結を惜しむ言葉すら出るほど。

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ありがとうアローラ!それぞれの旅立ち!!のどこが良かったかを前回の「アローラ最強のZ!カプ・コケコvsピカチュウ!!」のように今回も言語化していこうと思う。

 

ロケット団と仲間たち

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ロケット団はサカキ様に呼ばれてカントー地方に戻ることとなる。

 

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アローラニャースに煽られ怒るニャースだがニャースのこの顔にはさすがのラスボスサカキもびっくり。

アニポケ全話見てきたけどサカキ様がギャグっぽく困惑するとこ初めて見たかもしれねえ…

 

そしてムサシ、コジロウは相棒のミミッキュ、ヒドイデを置いてカントー地方へと戻ることを決意。

何故コジロウたちはポケモンをアローラ地方に置いて行ったのかは色々と考えられる余地はあるがXYのポケモンを連れて来なかった理由もよく分からないので深い理由はないのかもしれない。

ちなみにDPのポケモンたちはイッシュに生息していないポケモンたちのため目立つという理由で預けられ、BWでは本部に献上という理由で離脱となった。

ヒドイデたちに別れを言えずそっと立ち去ったがその際に「アローラはおれたちにとって第二の故郷だ。いつか必ず戻ってくる。だからそれまでロケット団アローラ支部を頼んだぜ」とキテルグマハウスに思い入れは深い様子。

 

 

そしてキテルグマの別れ。今まで吹っ飛ばされたロケット団を雑に抱き抱えて持ち帰ることが多かったが、最後は優しく抱き締めて見送った。

ちなみに優しく抱いて寝るシーンなどもあるのでキテルグマは元々優しい性格なのだと思われる。ニャースを弄んだフェローチェにも怒ってたしね。

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あとあのキテルグマが何も無いわけもなく、ロケット団をアローラからカントー地方まで投げ飛ばして終わった。こいつマジでアニポケ史上一番の最強ポケモンだろ。

 

ミミッキュとばけのかわ

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そもそもミミッキュというポケモンは公式からなぜピカチュウの被り物をしているのか言及がある。

性格は寂しがり屋で、ピカチュウの格好をしているのも、この姿なら人間と仲よくできると考えているため。ボロ布が破れたり、首が折れたりすると悲しみ、夜なべしてでもこれを直したりする。

そしてアニメ本編でもロトム図鑑からピカチュウが人気だという言及もある。

「ピカチュウはアローラ地方では人気ポケモンロト」 5話アシマリがんバルーン!

38話「ミミッキュのばけのかわ!」でもピカチュウのバルーンで遊ぶ子供たちをずっと見ていたり、ピカチュウ型の布に執着してるところからアローラ地方で人気ポケモンのピカチュウが羨ましくて仕方がないという言ったところだろうか。

ムサシもミミッキュがピカチュウの姿でいることが大切であるということは理解している。

 

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そんなミミッキュがムサシやコジロウをそっちのけに一匹だけでピカチュウへとリベンジしに来た。

 相変わらずピカチュウとは実力は拮抗していたがピカチュウのアイアンテールでミミッキュを吹き飛ばす!

その時ミミッキュは海の上へと吹き飛ばされたが、水面に映る自分の姿にしょんぼりした表情を見せた。

 

よほど自分の姿が醜かったのだろうか…。

それはそうと海に濡れたミミッキュがより一層悲壮感を漂わせていてどこか悲しげな雰囲気を感じる…。

 

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そして泣く泣く帰ったミミッキュは夜道でニャースと出会う。

ピカチュウとの戦いや海で自分の本当の姿が写ったことを話す。

その時のニャースのセリフがコチラ。

 

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「憎しみからは何も生まれないニャ。おミャーもそろそろ前だけ向いて生きてもいい頃ニャ。」146話ありがとうアローラ!それぞれの旅立ち!!

今まで憎しみだけで行動してきたミミッキュを諭すような言葉。

「ニャースのあいうえお」などニャースの境遇を考えながらこの言葉を聞くと感慨深いものがあるね。

 

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ここのピカチュウの行動にも注目でミミッキュは終始ピカチュウを敵としてしか見てなかったが、ピカチュウはミミッキュが傷ついた時には気遣える優しさを持っている。

ニャースの言う通りミミッキュの憎しみからは何も生まれないのだ。

 

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だがニャースの言葉を聞いてミミッキュも無事立ち直り前を向いて生きていくことを決めた様子。

 

マオとシェイミの正体

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シェイミの仲間たちがやってきてシェイミもスカイフォルムになり仲間たちの元へと帰る頃になった。

スカイフォルムになった理由は兄のウルが持ってきたグラシデアの花。

 

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今まで料理修行に行ってたウルも最終回で帰ってきた様子。

そんなことよりも一番驚いたのはこれ。

 

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シェイミの瞳がやけに独特だなと思ったら亡くなったはずのマオのママと酷似しているのだ。

そもそもこのシェイミを預かることになった回は107話「カプ・レヒレの霧の中で」でカプ・レヒレが見せたマオママに感謝の言葉を伝えてマオママと別れた後に出会ったポケモン。

だとしたらこのシェイミはまさかマオママの生まれ変わりだったのか…??

近くでマオを見守っていたのだろうか…。色々と考えさせられるポケモンである…。

あえて瞳だけで視聴者に気付かせるのはいいね。こういうのは作中で言及しちゃうと漫才で笑えるポイントを説明しちゃう寒さが出ちゃうし、マオもシェイミに気付かずに別れたのも良かった。

 

リーリエにとってサトシとは

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リーリエはマギアナを起動させることに成功し、マギアナが示してくれたモーンのいる場所を追って兄のグラジオ、母のルザミーネと共に旅立つことを決意。

 

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グラジオ何着てもイケメンだしリーリエは何着ても美人やなぁ…。後ろでは地味にブラッキーとアブソルが仲良くしてるし。

船が出発し離れる中、リーリエはサトシに伝えたいことがどうしてもあると船の中を走りサトシに自分の想いを伝えた。

「サトシー!私、サトシに会えて良かったです!貴方に会えたからこそ、ポケモンたちと仲良くなることが出来ました!ありがとー!」SM146話 ありがとうアローラ!それぞれの旅立ち!!](リーリエ)

この言葉は結構深いものがあり、リーリエはサトシをトレーナーとして尊敬しまた彼に幾度となく助けられている描写が多々あります。

 

リーリエはよくサトシのことを考えている

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「でも私、ピカチュウともっと仲良くなりたい…。サトシはどうやって仲良くなったのかしら…。」SM30話 リーリエ、ピカチュウを可愛がってあげてね!(リーリエ)

 

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「ポケモンバトルはポケモンとトレーナーが一緒に戦うもの。私自身が負けていたのではピカチュウも戦えない…。」SM30話 リーリエ、ピカチュウを可愛がってあげてね!(リーリエ)

 

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「サトシの本領発揮です!ただ技を使うだけじゃなくてそこにあるものを全部味方に付けちゃうんです!」SM105話 ルガルガン決戦!サトシvsグラジオ!!(リーリエ)

 

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「私もサトシから学びました。ポケモンの強さとトレーナーの強さは互いに刺激しあって高めあっていくものだと。そして、それを見抜くのが島キングと島クイーン、大試練だと」SM105話 ルガルガン決戦!サトシvsグラジオ!!(リーリエ)

 

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「ポケモンとトレーナーがお互いを信じていなければできないことです!お兄さまの戦い方、まるでサトシしみたい…!」105話 ルガルガン決戦!サトシvsグラジオ!!

ポケモン交換会でサトシのピカチュウと一時交換した当時はリーリエはシロンしか触れずピカチュウとどうしたら仲良くなれるか、サトシはどうして仲良くなれるかを考えるようになります。

ポケモンバトルしている最中もサトシのことを思い出してポケモンバトルで大切なことは「ポケモンとの信頼である」と気付きこの時点でもかなり彼をリスペクトしているのがよく分かりますね。

ポニ島でもハプウに対してサトシから学んだことを話すレベルで彼女がサトシをポケモントレーナーとして尊敬をしている様子が描かれていて、彼の戦い方を熟知しており、またグラジオの戦い方もサトシに似てきたと考えてるようでした。

 

リーリエはサトシによく助けられている

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彼女がポケモンに触れる練習をしてあげたり、ヤトウモリにタマゴを狙われた時、ロケット団にシロンを狙われた時、ザオボーに拘束された時などやリーリエが再びポケモンに触れなくなった時、いつも助けたり励ましてくれたのはサトシ。

母親のルザミーネがウツロイドに取り込まれた時も救出したのはサトシでありその後リーリエにも「またいつでも頼ってよ、俺たちのこと!」と自分やスクールのみんなを頼るように彼女に言った。これもまた彼なりのアローラとマナーロの精神である。

またロトムとサトシが喧嘩した時はリーリエがサトシを呼び出し励ました時もあった。

これは恐らく49話でサトシがリーリエを呼び出して励ました時の対比である。(この時に漸くリーリエがあの時ルザミーネのことをどう思っていたのかが明かされる。

 

リーリエはサトシのバトルが好き?

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別れる際彼女が思い出したのはサトシに助けられたりサトシと冒険したりと色々な記憶が蘇ってきたが彼女が嬉し泣きしたり、別れ際に思い出すほどだったカプ・コケコvsピカチュウの試合。

ポニ島で語っていた通りサトシのポケモンバトルをよく理解してるあたり彼のポケモンバトルが好きなのか、あるいは彼のおかげでポケモンポケモンが好きになったのかそのどちらかの描写がある。

何にしてもサトシはリーリエに大きな影響を与えており、ポケモンが触れられるようになった回ではサトシに影響されたことで彼女自身の成長に繋がっている。

 

なので、別れ際のあのセリフはそんなリーリエとサトシの思い出が詰まったセリフでもある。

 

サトシと博士たちの別れ

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アローラではサトシが散々お世話になったククイ博士。

居候させてもらって、ご飯を作ってもらったりスクールでは授業をして、エキシビションマッチでは二人で楽しくバトルをして初期からアローラの親子という人も沢山いましたね。

 

 

 

 

こんなん泣いてしまうやろ…。

 

ふたりの別れは涙腺に来るものがあり、BGMが何も流れずこの静謐さの中でお別れをするのは何とも言い難い辛さがあります。

バーネット博士もサトシや他のスクールのみんなに結婚式を開いてもらったりと思い出が沢山あるので思わず涙を流してしまい、これには視聴者も貰い泣き。

 

みんなのその後について

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グズマはスカル団のしたっば三人を鍛え、ハウはクチナシさんの大試練に挑戦、ロトム図鑑や他のエーテルパラダイスの面々は仕事で大忙し、そしてバーネット博士はなんと妊娠している!!

サトシが居なくなった後にヤることヤってるな……。ラブラブそうで何より。

ハウくんの大試練事情やスカル団の特訓などファンからしたら番外編で見たくなるようなワンカットが多い。

 

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そしてスクールのみんなやロケット団の手持ちはと言うとマーマネはマーレインと共にトクサネ宇宙センターへ、カキはライチさんの修行へ、スイレンはマナフィ探しの旅、ヒドイデたちも4匹で元気にしている様子。

 

島キングだったり宇宙飛行士だったり全員それぞれの夢を持って旅立つ姿が最終回では描かれている。

ロトムもアローラ探偵ラキの相棒になることをやめ、新たに夢を見つけ無事叶えたのでSMは「夢」を大きくテーマとして取り上げてるのがよく分かる回でもあった。

 

最後のお別れ!

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最後には飛行機に乗ったサトシを送るスクールの面々、サトシが仲間との別れで泣いたのはタケシとカスミ以来、そう初代以来である。

 

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それぞれの心情やお別れを一話で無駄を省きつつ描き切ったSMの最終回は感動できてとてもいいラストでした。

サトシとピカチュウの次なる旅に期待!